【筋トレ初心者必見】トレーニングの順番って重要ですか?
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先日このようなやりとりがあった。

https://twitter.com/tropicthunder_r/status/1233569622902763525?s=20

(解説が遅くなって、ごめんなさい)

西原ウミ氏から

「(トレーニングの)順番ってけっこう重要ですか?」

との質問を頂いた。

みなさんはトレーニングメニューをどのように組んでいるのだろうか?

空いてるマシーンから順番に?

好きなメニューから?

いわゆるBIG3から始めるの?

もしトレーニングの順番によって筋トレの効果が変わってくるとしたら

適当な順番でトレーニングを行うのは非常に勿体無い!!!!



そこで、今回は「トレーニングの順番」について記事を書く。

「筋トレ」の画像検索結果
トレーニングの順番は大切だよ!



結論:トレーニングの順番にはこだわれ!!


以下、解説する。


トレーニングの順番その1:大から小へ


まず最初に、筋肥大・筋力向上の仕組みについて簡単に解説する。

筋肥大・筋力向上の仕組み


筋トレでは、その対象筋を刺激し、追い込み、疲れさせる必要がある。

筋肉の気持ち
今日の筋トレ、死ぬかと思ったわ。もうくたくた。
次はもっとしんどいかも。次回に備えて大きくなろうっと!!

こんな感じで、筋肉に

「このままじゃ死ぬ。もっと大きい筋肉に!もっと強いパワーを出さないとヤバイ。」

と感じさせることが筋肥大に置いて、一番大切なのだ。


このことを前提として、以下トレーニングの順番について解説する。


コンパウンド種目・アイソレート種目

まず一つ目は、「大きな筋肉から刺激させる」である。

これは王道な考え方で、多くのトレーニーが実践していることだろう。

胸トレだと、

1.ベンチプレス 【大】【コンパウンド種目】

2.インクラインダンベルプレス【小】【アイソレート種目】

3.ダンベルフライ【小】【アイソレート種目】

といった感じだ。


先に、大きな筋肉で重い重量を扱うことで、たくさんの筋肉を疲労させる狙いがある。

ここで先ほど【 】に記入した「コンパウンド種目」と「アイソレート種目」について説明する。


コンパウンド種目複合関節種目を指し、複数の関節を動かす種目である。

簡単に言えば、複数の筋肉を動員するので「大きな筋肉」「たくさんの筋肉」を刺激し、高重量を扱うことができる。

アイソレート(アイソレーション)種目単関節種目を指し、一つの関節を動かす種目である。

簡単に言えば、一つの筋肉しか刺激しないので、ピンポイントで疲労させることが可能だが、軽い重量しか扱えず、すぐに疲労する。


である。表にまとめるとこんな感じ↓↓

コンパウンド種目【複合関節種目】アイソレート種目【単関節種目】
使用重量高重量軽重量
怪我のリスク
種目例ベンチプレス
デッドリフト
スクワット
ダンベルプレス
ラットプルダウン
レッグエクステンション

※正確には、ラットプルダウンは広背筋や大円筋を刺激するので、アイソレート種目ではないが、今回は使用重量なども鑑み、アイソレーション種目としました


いかがでしょうか。以上をまとめます。

この章のまとめ

王道のトレーニング順は、

大きな筋肉【複数の関節かつ高重量】からトレーニングを始めて、最後に細かい筋肉を刺激してオールアウトさせる。逆だと、トレーニングの総負荷重量が軽くなってしまうので注意。

ちなみに背中のトレーニングは、体全体のアップの意味も込めて

チンニング(懸垂)から始める人が多いぞ!!!!!

ということで、冒頭の質問に答えは

1.懸垂(アップの意味も込めて)

2.デッドリフト や ベントオーバーロー

3.ラットプルダウン や ローロー

である。

正確には背中のメニューはほとんど多関節種目だが、この順番で間違いはなさそう。

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トレーニングの順番その2:POF法

POFとは、ご存知の方も多いと思うが再度確認しておこう。

POF・・・Position of Flexionの略

もっと詳しくみていこう。

POF法は、次の3つから成るトレーニング方法だ。

  • ミッドレンジ種目・・・動作の中盤で最も負荷がかかる多関節種目
  • ストレッチ種目・・・筋肉がストレッチしている状態で強い負荷がかかる単関節種目
  • コントラクト種目(収縮)・・・筋肉が収縮した状態で最大負荷がかかる単関節種目

そしてこれらのトレーニングを

ミッドレンジ種目→ストレッチ種目→収縮種目

の順で取り組むことを

POF法と呼ぶ。

なんとなくイメージできたでしょうか?


さらに、具体的な例で解説しよう。

胸のPOF法では

ミッドレンジ種目・・・ベンチプレス

「ベンチプレス」の画像検索結果

ストレッチ種目・・・ダンベルフライ

「ダンベルフライ」の画像検索結果

(この時大胸筋が伸展【ストレッチ】している)

収縮種目・・・ケーブルクロス

「ケーブルクロス」の画像検索結果

(胸の前でクロスさせる時に胸が収縮している)

である。

この場合

ベンチプレス→ダンベルフライ→ケーブルクロスの順でトレーニングを行う。

上腕二頭筋でいうと

ミッドレンジ種目・・・バーベルカール

ストレッチ種目・・・インクラインカール

収縮種目・・・コンセントレーションカール

となる。


最初の「ミッドレンジ」では高重量を扱うことができるので、

「大から小へ」と同じ感覚でトレーニングメニューが組めるであろう。


このPOF法AJKWさんもオススメのトレーニング法で、キレホーも意識的に取り入れている。


AJKWさんのトレーニング方法はこちら↓↓

トレーニングの順番その3:事前疲労法と逆事前疲労法

これは、山本義徳先生の「ウェイトトレーニングのテクニック」で勉強した内容だ。

体系的なスキルを身に付ける上で、山本義徳の業績集は必読である。

では、事前疲労法について解説する。

例えば、上腕三頭筋が弱いトレーニーがいるとする。

最初にベンチプレスをすると、大胸筋が疲労する前に三頭筋が疲労してしまい、対象筋である「大胸筋」がオールアウトできない。

その対策として、先に「ダンベルフライ」を行い、大胸筋だけを疲労させ、その後にベンチプレスを行う。

すると、三頭筋が元気な状態でベンチプレスが可能になり、その結果、大胸筋三頭筋も追い込める

ということになる。

これが、事前疲労法。

ベンチプレスで「三頭筋」がうまく使えない人はこの方法だと、効かせ方がわかりやすくなるので、ぜひ挑戦したい。


また、山本義徳先生は「逆」事前疲労法というモノを提唱されている。

レッグエクステンションで追い込んだ後に「スクワット」を行う。

スクワットを行う時点では、すでにレッグエクステンションで大腿四頭筋はオールアウト。

だから、後脚(ハムストリング)を中心にスクワットを行うことになり、フォーム改善に繋がるというわけだ。

まとめ

トレーニングの順番にこだわれ!

王道は、大きい筋肉(多関節・高重量)から始める

ただし、刺激に慣れさせないことも大事。たまには違う順番で行うも、良し。

初心者の頃に知っておきたかった知識はこちら↓

デカくなりたい人はこの記事を読もう↓↓

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